英国生活日記
 
帰国後日記はhttp://astor.blog7.fc2.com/で書いてます。ヨロシクです♪
 



英国ってこんな国

ドア

イギリスのドアは(特に一般家屋では)ほとんどが内開きです。 広々した家だったらいいんだけど、狭苦しいところでもみんな内開きなのは非常に扱いにくいですーー; 特にトイレとか、風呂場とか、内に開くってことは物をいろいろ置けないし、そもそも入る時はいいけど内部にいる場合、体をくねるようにしてドアのためのスペースを作らないと脱出できなかったりするのはどうしたものか(´・ω・`)

大学の建物の廊下には防火のためやたらめったらドアがついていて、まっすぐ進むのに何度もドアを開けることになるんだけどそのドアは手前に開いたり向こうに向いて開いたりいろいろなので(たぶん同じ向きに開かない方が防災上よろしいのでしょう)、この際、狭いところのドアは外開きにする習慣をつけてはどうかと思ったり...するのはやっぱり私が日本人だからで、えげれす人はなんの不便も感じてないんだろうなぁ...

そういえば以前のフラットに住んでいた頃、日本から母が来た時に出先から戻った時に靴を脱ぐ前にちょっと用事を足しに靴のまま部屋を横切ったら母に怒られました(笑) 基本的には私はもちろん家では靴脱いで過ごすけど、それはどっちかといえば自分がその方が快適だからであって、元々この国の部屋は土足で入ってもいい前提ですよね。友人来ても靴のまま入ってもらうし今更だよ、と言ったんだけどなんとなく納得できんという顔をしておりました(笑)
そんな部屋の中で平然と床に寝そべる私もだいぶん日本人的感性をどっかに置き忘れてしまったのかもしれないです(いや、もちろん掃除機はかけてありますけどね(笑))。

今日は土曜日ということで世の中的には買い物したり遊びに出たりする日なのでしょうが、なんとなくでかける気分になれなかった私は朝っぱらからシャワールームの漂白に勤しんでおりました(マテ ぁーすっきりしたヽ(`Д´)ノ クリーナーのおばちゃんに期待しても一向にやってもらえないのでもう待つのはやめて全部自分でやることにします。水垢の匂いの充満したシャワーはうんざりなのですヽ(`Д´)ノ 

そして久々に台所のゴミ箱我慢大会も(個人的に)開催中です(ぇ さて既に120%詰まっているゴミ箱が空にしてもらえるのは何日後でしょうか? ...ギリシャ人めぇ...根競べじゃヽ(`Д´)ノ



10月1日(土)23:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 英国ってこんな国 | 管理

鳥インフルエンザ

Bird flu 'could kill 150m people'

2年前からアジアで発生している鳥インフルエンザ、これまで欧州は高見の見物状態だったわけですが、最近そうは言っていられない事態になりつつあることに人々が気づき始めたんだかなんだか、こちらのニュースでその大流行の危険について語られることが増えてきました。

今朝方もちょうどニュースでそんな話を聞いたばっかりなのですが、実は数日前に図書館に行った際に、なんとなく読んでしまったJANE's(防衛学の超メジャーな情報紙をたくさん出しているところ)の「Jane's Intelligence review」なる雑誌の10月号に鳥インフルエンザの記事があったんですね。 「Russia's bacteriological crisis poses global threat.」という文章です。

これによると、今年既にシベリアではたくさんの鳥が罹病して死んでおり、夏が終わって、鳥の渡りのシーズンを迎え、鳥インフルエンザウイルスも中央ロシア~カザフスタン~モンゴルと広がって行こうとしているのだとか。そしてその先には当然南欧と西欧へも進んでいくわけで。流行株の中にはヒトに感染する事がわかっているH5N1株も含まれているそうで、今後欧州でもヒトの患者が発生する日も来ると推察されます。学者達が一番恐れているのは、現時点ではヒト⇔ヒト感染していないけれど、近い将来にその能力を身につけた変異株が登場すると、世界的にとんでもない大流行を引き起こし、何百万人もの人間が死ぬことになるだろうということなんですね。あぁ、怖い話だーー; そんな日が来ないといいとは思うけれど、私も微生物学者の末席を汚す者として、この心配、とてもじゃないけど杞憂だなどと笑い飛ばす気にはなれないのでした。

ちなみにこの文章、実は鳥インフルエンザはほんの序の口のお話で、ロシアのこわ~い現状について様々考察されてまして、読んでいてとっても怖かったです(ぇ ロシアが公式には廃棄したはずの危険な微生物達が実は廃棄されてなくて、生活に困った研究者達の手でどんどんテロリスト達に流れている可能性とか、聞いているだけで怖いですーー; でも一番怖いと思ったのは、1990年に63.4歳だったロシアの男性の平均寿命が、わずか15年後の現在、58.6歳だという事実でした。ロシアほんとに大丈夫なのか?...(滝汗 



9月30日(金)18:44 | トラックバック(0) | コメント(2) | 英国ってこんな国 | 管理

Goathland

すっかり秋模様...どころか朝方は冷え込んで息が真っ白な今日この頃のHullです。まるで晩秋みたいと言う友人に、「違う、これは初冬!」と言ったら悲しそうでした(ぇ

そんな中、そろそろ今年も歩き納めかしらと、友人たちといつもお世話になっているムーアバスに乗ってまたまたNorth Yorkshire Moorに行ってきました。今回の目的地は北部にあるGoathlandという村です。昔、Heartbeatというドラマの舞台になったところで、今でもHeartbeat countryとして人気のある場所だったりします。このドラマは1960年代のヨークシャーを舞台にした、ノスタルジックな連続警察ドラマでして、そのため、ロケ地Goathlandのみやげ物屋さんにはたくさん警察官グッズが売っております(笑)

今回はこのGoathlandまでバスで行き、そこから3時間半くらいのウォーキングルートを歩く計画でした。ムーアを抜け、沢を渡り、そして急な斜面を登り...というなかなか変化に富んだコースで、途中で保存状態の良いRoman roadの遺構が見られる事になってたんですが...

途中までは快調だったんだけど、Romann road見つけられなかった_| ̄|○ 道には迷うしーー; 正しい地図をいまだに持たずに歩く私たちがお馬鹿なんですが(爆 ガイドブックだけだと迷った時にかなーり困るんですよね(既に何度も経験済み)。途中で様々な人に聞きながら歩いてたんだけど、そのうちに方向感覚も怪しくなって;; どう考えてもあの何人かは教えてくれたこと間違ってた気がする(笑)だって全部あわせるとつじつま合わないぞーヽ(´ー`)ノ

散々迷ってようやくあと少しで村に戻れるというところで出会った標識がこれ。ローマの道はいったいどこにあったのさ・゜・(ノД`)・゜・



というわけでメインの目的は果たせなかったのだけど、まぁ、私個人的には2つのスタンディングストーンを見られたので良しとします(ぇ 石はいいっすよ、えぇ。本当は同じムーア内にあるストーンロウ(石が並んでるやつ)を見に行きたいのだけど、自分で車運転しないと行かれない;; しくしく。こういう時、免許取ろうかなと魔が差すのでした(以前は日本で免許持ってましたが失効しているので今は無免許)。


Goathlandを去る前にちょうどNorth Yorkshire Moors Railwayの蒸気機関車の発着があったのでちょっと見物したりしてからHullへのバスが発着するThornton daleへ。Thornton daleは南部にある気持ちのいい村で特にこれといった見ものはないですが、この家のある一角は美しいです。夏場だとこの水路で犬っころや子供が水遊びしていてにぎやかでございます。

あぁ、それにしてもどこにあったんだ、ろーまんろーど...(まだ言ってる)



9月26日(月)21:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 英国ってこんな国 | 管理

Prince Harry's comming of age

あの小さかったプリンス・ハリーが先週、成人(英国では21歳)を迎え、公式写真やらインタビューやらが登場しております。以前からドラッグだの酒飲んで暴れただの、最近だとナチスの服でパーティに出て大騒ぎになったりと、あまりいいイメージのないハリー君ですが、サンドハースト(陸軍士官学校)ではうまくやっているんでしょうか? インタビューを読んでいると、彼も大人になったなぁ(でもまだかわいらしいけど)としみじみ思わせられます。もちろんこうして表に出てくることが彼の本音全てではないだろうけど、これもまた彼自身の中から出てきた言葉なわけで。

"It's something that we bomb around the fields on - it's a way of shaking the cobwebs out."

bombって乗り物で疾走することを言うんですね。知らなかった(。-_-。)

"I'm not going to be some person in the Royal Family who just finds a lame excuse to go abroad and do all sorts of sunny holidays and whatever.

"I mean, I'll do the best I can. Yes, Lesotho will probably play a very major part in that."

いいぞ、ハリー(笑) そういう大人にならんよう頑張ってくれヽ(´ー`)ノ レソトでの経験(ハリーはギャップイヤーに貧困に苦しむ国レソトでボランティアを少しやったんですね)は彼にとっても心に残る経験だったのかな。どうもTVで見てるとやらせくさくてアレなんですけど(笑)まぁ、自分の広告塔としての価値をうまく使って、必要なところにどんどんお金を回してあげて欲しいです。

ちなみに私はお兄ちゃんよりハリー君の方がずっと(外見は)好みです。 中身はお馬鹿なのでちょっと...(ぇ。ここの兄弟どっちも100%ハゲそうだし将来有望(*ノノ) ぇ
←兄は既にかなーりやばいです(笑) ハリーの頭頂部は見る機会ないのでどうなってるかわかんないけど、まぁ時間の問題ですなd(・_・)ふふふ...


↓元記事はこちら
Harry 'loves wonderful Camilla'
Biker prince in new birthday shot



9月18日(日)12:52 | トラックバック(0) | コメント(2) | 英国ってこんな国 | 管理

ベルファスト緊迫中

ここ数日、北アイルランドがまた緊迫しています。しばらく平和な状況が続いていたのに、なんかとんでもない事に...

今回、新聞やニュースでこの問題に関するニュースを見るに当たって、北アイルランド問題専門用語があまりにたくさんあって理解を妨げるので、ちょっと自分のためも兼ねて基礎知識なんぞを書いてみようと思いますd(・_・)

まず、アルスターでの紛争は、よく知られているようにカソリックとプロテスタントの間の揉め事なわけですが、その住民にはいろいろな呼び名がついてます。

Nationalist : カトリック系一般住民
Republican : カトリック系の過激派
Unionist : プロテスタント系の一般住民
Royalist : プロテスタント系の過激派

この分類が理解できないとこの手のニュースは何がなんだかさっぱりわからなくなるのでしたーー;

ナショナリストは基本的にはカトリック国であるアイルランドとの併合を希望している人達で悪名高いIRAはこちらよりの過激派になるわけです(別にだからといってナショナリストがIRAを支持しているわけではないですが)。 そして一方で、このまま英国の一部でいたいのがユニオニストなわけです。 そしてカトリック住民に対してテロ攻撃を繰り返しているのがロイヤリストなわけですねd(・_・)

しかし、今回の騒動はこれまでの騒動のようなカトリック対プロテスタントの騒動じゃなかったりします。 あくまでプロテスタント系過激派住民、ロイヤリストたちが治安当局に対して起こした攻撃なのです。 今回の騒動の発端は、以前にも大騒動を巻き起こしたことのある、Orange Order(オレンジ団)のパレードでした。北アイルランドではこの手のパレードには専門のお役所の許可を得ないとできないんですが、今回、オレンジ団が希望したルートにカトリック住民の多いエリアが含まれていて、そこを通行する許可が下りなかったのです。 先日来、この決断に対する抗議運動が繰り広げられ、オレンジ団のメンバーやサポーターによる、道路封鎖行動などが続いていたのでした。

そういった抗議にも関わらず、最終的にやはり許可が下りなかったため、当局への襲撃が行われたのが事実のようですーー;  騒動がここまで一気に深刻化した理由として、IRAの武力闘争終結宣言の際に、以前10人のプロテスタントの命を奪った爆弾犯Sean Kellyが釈放された事により、プロテスタント側は、カトリックが優遇されていると不満を感じていたことにあるのではとTimesで解説されてましたが...

オレンジ団(Orange Order)はプロテスタント系の友愛組合組織で、主としてアルスター(北アイルランド)、アイルランド、そしてスコットランド西部に拠点がある団体で、アイルランドで1795年に設立されたのだそうです。本来的には信仰団体で、プロテスタント文化とそのアイデンティティを褒め称える趣旨の団体ですが、そのアンチ・カソリック、そしてセクト主義(他の党派を排除しようとする傾向)が批判の対象となってるのだとか。

今回の騒動では数百人単位の割合計画的な襲撃行動が繰り広げられ、覆面の武装した人達も数多く見られていて、なんかなぁ...という感じです。 しかも、銀行のATM襲撃したりとか、君たちやってること、ニューオリンズの暴徒と一緒やんけ...どうしてこうなっちゃうんだかーー; せっかくIRAが(今のところ)おとなしくなったのにこの騒動、波紋を呼びそうです。 というか目先の収束までどのくらいかかるんだろう...

Violent clashes erupt in Belfast
NI sees 'worst rioting in years'
More loyalist violence in Belfast



9月13日(火)03:32 | トラックバック(0) | コメント(5) | 英国ってこんな国 | 管理

The Last Night of the Proms

さて、今年もやって参りました。年に一度の大英帝国愛国祭り(違 The Last Night of the Promsですd(・_・) Promsというのは夏の間毎日ロンドンのロイヤルアルバートホールで開催されるクラシックコンサートシリーズで、夏のロンドンの風物詩です。そして、その最終日は、後半、定番の曲でおおいに盛り上がることになっているのです(笑) 近年は全国数箇所の公園でのコンサートも同時開催され、その興奮はますます大事になっております。

定番の曲の流れは英国の誇る大作曲家エルガーの威風堂々から始まって蛍の光で終わるんですね。

Elgar
Pomp and Circumstance March No.1 (8 mins)

Henry Wood, with additional numbers arr. Bob Chilcott
Fantasia on British Sea Songs (23 mins)

Parry, orch. Elgar
Jerusalem (2 mins)

Traditional (arr. Wood)
The National Anthem (2 mins)

Traditional
Auld Lang Syne (2 min)

クラシックコンサートなので、いい席に陣取っている人達は正装だったりするのですが、この一連の流れに来ると国旗振っちゃったりもします(笑) そして、曲にあわせて延々屈伸運動するんですよね~ヽ(´ー`)ノ(笑) もちろん手拍子もあるけど。そしてファンタジア以外はみんな参加して大合唱です(ファンタジアは歌詞はないけど、その代わり気合の入った手拍子が入る)。 これ楽しいんですよ(笑) 見てても楽しいけど一緒に歌って踊ると倍楽しいです(ぇ 今年は一人でTVの前ですが、部屋でひそかに旗を振ってみました(。-_-。)ぇ ←旗はエリザベス女王のゴールデンジュビリーの時のパーティでもらったのが手元にあったので(笑)

「威風堂々」、「ファンタジア」はテンポが速くて盛り上がる曲、そして「エルサレム」はスローな曲ですが第二の国歌と呼ばれていて、実際「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(国歌)」より国民には愛されているように感じます(でも歌詞はイングランドなので、たぶんスコティッシュやウェルシュの方たちは違うのかも?)。しかし、この曲、ばりばりのキリスト教歌なので、近年移民が増えるにつれて、国民の宗教も様々になり、そのおかげで宗教色が現れたものにやたら過敏な英国社会のこと、愛国歌としての立場も怪しくなる日が来るんでしょうか? そんな日が来ないことを祈ります。イギリスにはいつまでも大栄帝国マンセーヽ(`Д´)ノ で自己陶酔していて欲しいです(ぇ 念のためお断りしておきますが、これ皮肉ではないですので。こうやって陶酔して盛り上がれるの心からうらやましく思っているので。君が代じゃ盛り上がりようがないしね~ヽ(´ー`)ノ



9月10日(土)23:58 | トラックバック(0) | コメント(2) | 英国ってこんな国 | 管理

Wembley

Wembleyといえばロンドン郊外の町、イギリス人にとってはWembleyスタジアムのある町…と言われて来たし、私もそういう認識しかなかったのですが、BBCにこんな記事があがっていました。

Multiculturalism the Wembley way

実は先日インド人の友人と食事した時に、ふと、ロンドンでインディアン・タウンと言ったらどのあたりになるの?と聞いたら、ウェンブリーという答えが返ってきたのも記憶に新しいところだったのです。

この記事を読んでいたら、ほんとすごい事になってるんですね… 住民の過半数がイギリス生まれでない移民ってのすごい… そして私が一番びっくりだったのはこれです。

Sri Lankan, Pakistani and Indian restaurants of all descriptions compete with sweet centres, sandwich bars, bhel poori stalls, paan shops, fried chicken takeaways even a Gujarati pizza parlour.

bhel pooriの屋台が出てる? そんなのイギリスで一度も見たことないぞー(笑  これを見た瞬間、ものすごくウェンブリーに行きたくなりました(マテ

田舎に住んで久しく、普段いわゆるアングロサクソン系の白人英国人ばかりに囲まれて暮らしているので忘れがちだけど、この国そのうち白人がマイノリティになる日が来るんじゃーー;  



9月8日(木)20:30 | トラックバック(0) | コメント(2) | 英国ってこんな国 | 管理

階数表記

大学も来週からRegistrationと言うことでだんだんにぎやかに(というかうるさく)なってきました。 あぁ、至福の夏も終わりです;; 今年は日本に帰っちゃった事もあって、大好きな静かなキャンパスを堪能できず残念。

昨日は続けて二人のハウスメイトが増えて、また満員、6人生活です。 といっても中国人二人がこの週末に出て行くんですけどね。 来週にはその代わりの人もやってくるのではないでしょうか? この家、6人いるとさすがにいろいろせまっくるしいので5人くらいまでにしておいてほしいんですが… だいだい6人の家でバスルーム1個ってありえない… しかもシャワーだけだし>< 

実は、昨日増えたうちの一人は日本人の女の子だったりします。 彼女は新しい人ではなくて、前から知っている子だけど、これまで住んでいた家から移動するように命令が下ったようです。 隣の家から移ってきた時の私みたいなもんですね。長い英国生活で、日本人と暮らすの初体験です(笑 さてどうなることやら。 ちなみにもう一人の子はHullにつきたてほやほやのベビーフェイスのぷりちーな中国人の女の子リンちゃんです。 彼女が私のお隣さんと相成りました。 ベビーフェイス(というか若い)を見るとベティちゃんを思い出して不穏な気分になる私ですが、彼女は今のところ普通っぽい?(ぇ こちらもドキドキものでございます。

さて、たぶん来週になると図書館も混み合ってどうにもならなくなると思うので、ここのところよく図書館に来て勉強しています。 以前にも書いたと思うけど、うちの図書館は結構全国的にも定評のある図書館なのだそうです(写真がその外観)。 地上8階建てで地下もおそらく2階以上はあるかな?(地下は閉架書庫なのでどうなっているかは不明) 私の専門関連はその最上階にあるので、いつも一番上まで上がって、空いていれば窓際のPCに陣取って絶景を見ながらお勉強です。 この景色、さすが田舎なので見ていて美しいです(ぇ  周りに高い建物なんもないですしね(笑  今はちょうど遠景にハンバー河とそこにかかるハンバー・ブリッジが見えております。

イギリスの階数表記はアメリカや日本と違って、地上階をGround floorと呼び、日本で言うところの2階が1階(First floor)になるのはご存知と思います。 従って私のいる7階(Seventh floor)は日本で言う8階ですね。この階数表記、日本人と話をする時、いつも迷います。 この、図書館のSeventh floorくらいになると、私はもうただ7階と言ってるんだけど、問題は低層階なんですよね。 日本人にFirst floorについて話す時は、2階と言ってみたり、First floorと言ってみたり、両方重ねて言ってみたり(汗 どうもすっきりしなくて嫌;; 在住の皆さん、普段どのように言ってます? ご意見お待ちしてます(笑



9月8日(木)19:25 | トラックバック(0) | コメント(2) | 英国ってこんな国 | 管理

Well Dressing

ダービシャーのBakewell(ベイクウェル)そしてEyam(イーム)に行ってきました。 これだけの距離移動してたったの10ポンド(*ノノ) East Yorkshire Coaches万歳ヽ(`Д´)ノぇ 今回のメインはEyamのWell Dressingを見ることです。Well Dressingというのはダービシャーに伝わる伝統的なイベントで、村や町の井戸を水の恵みに感謝して、年に一度花々を使って飾り付ける行事です。生ものなので、飾りは1週間だけのイベントなのですが、夏中とっかえひっかえどこかでやっているのですd(・_・) 今日はEyamの番で、ちょうどProcession(いわゆるパレード)もあるという日でした。

Eyamはピークディストリクトにある村で、今日では普通の気持ちいい村ですが、実は17世紀にロンドンから飛び火したペストの大流行で大変な目にあった村として有名です。なんと当時350名ほどだった村で流行が去った時、生き残っていたのは80人強だったという(´・ω・`) その歴史を解説する博物館があります。この村を更に有名にしているのは、流行の際に、村の神父様が皆を説得して、他の場所へペストが流れていくのを押さえるべく、村に閉じこもるという勇気ある決断をしたことでしょう。辛い決断だったと思います。その当時、村の境界石のところで村人が餓死しないように物資の供給を受けた場所などが残っているそうです(見なかったけど)。伝染を恐れてお金は水の中に置いたとか、いろいろな話が説明されてました(ノ_・。 村の家々には解説板がかけられていてここの家で一番目の死者が出た、など書いてあるのです。でも普通に人が住んでいるので家の中が見物できるわけではないですが(笑) そういう家に住むのも誇りに思うもんなのかしら? えげれす人よくわからんーー;



パレードは教会から始まって、村の両端にある井戸まで行進し、井戸の前で短い礼拝が行われました。 ブラスバンドに導かれ、教会の神父様たちが続き、その後にはかわいらしい白いドレスの少女たちが...
きっと今年のミス・イームとかだったりするんだろうな~ヽ(´ー`)ノ



パレードを見たあと、まだ時間があったので少し村を離れてフットパスを歩いてみました。目的地は1キロ先だったんですが、延々急勾配のフィールドを登り続ける道だったので結局半分で時間切れ;; しかし、面白いこともありました(笑) 途中でフィールドから別の敷地に入るところでよくあるタイプのドアを開けて移動するところで、馬がヽ(`Д´)ノ ドアの向こうから顔を乗り出して立ちふさがっていて通せん坊ですーー; 一応お馬様に英語と日本語でお伺いを立てて見たのですが、うんともすんとも道をゆずってくれない(笑)こりゃあ、だめかとその向こう側の塀を乗り越えようとその場を離れたらなぜかどいてくれましたが( ゜┓゜) 以前、牛に道をふさがれかかったけど、今度は馬でした(笑) 毎回言葉が通じなくて苦労するので、そろそろ真剣に馬語や牛語の勉強をする時期なのかもしれません(ぇ


順番前後しましたが、Eyamに行く前にBakewellでも2時間くらい過ごしました。Bakewellはピークディストリクトの観光の基地になる町でなかなか趣のある町でした♪ 町の中心のホテルではジェーン・オースチンが滞在して「高慢と偏見」の執筆に勤しんだとか。 そしてこの町、なんといっても全国区で売られているベイクウェル・タルトというお菓子で有名なのです。 ベイクウェル・タルトはアーモンド味のお菓子でなかなか美味しいです(*ノノ) しかし、実はこの町ではベイクウェル・タルトも売ってますが、ここ本来のお菓子はベイクウェル・プディングと呼ぶお菓子で別物だということが発覚( ̄□ ̄;) さっそく購入してきました(ぇ でもまだ食べてないのでどんな味がするかは不明です( ゜┓゜) 今日はもう夜遅いので明日の朝食にでも食べてみたいと思います♪


8月27日(土)22:46 | トラックバック(0) | コメント(4) | 英国ってこんな国 | 管理

ついにこの日が

IRAから、公式にもう武力による戦いは行わないという声明が出ました。

IRA says armed campaign is over

英国、そしてアイルランドにとって、一つの大きな歴史の節目です。もちろん、北アイルランドの問題はまだ片付いたわけでもなく、凝った憎しみはそう簡単に解けるわけでもありません。でも、今、世界がこんな事になっている時に、彼らが時間はかかったけど、ここまでたどり着いた事に希望を感じる人は多いのではないでしょうか。

宗教は生活の規範になるものなので、異なる宗教同士の確執は非常に根の深い問題だと思います。ごく普通になんの問題もなく日常的に行われる行動や、発言が、別の宗教に属する人にはイライラの元だったり、個人的な生理的嫌悪に通じることも多いでしょう。無宗教な日本人の私ですら、彼らはムスリムだから...と心の底でため息をついてしまうことがないとは言えないです。別に他人の宗教はどうでもいいんだけど、生活習慣の違いがストレスを呼ぶんですよね。そしてそういう生活習慣は同じ宗教を信じる人達の間にあるものだったりとか(宗教的行動というんではなく)。

自分では宗教に対して偏見はないと思うけど、でも生活習慣、文化背景、そしてその人のパーソナリティですら、どうしても宗教と切り離せない場合が多いので時々自分が何に嫌悪感を感じたり、ストレスを感じたりするのかわからなくなったりします。

そんな中での小さな、でもすごく輝いた希望の光を見せてもらったような気がしました。現在対ムスリムのような感じになっているテロ戦争もいつか光を見出せる日が来るといいのだけど...



7月28日(木)13:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 英国ってこんな国 | 管理


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