英国生活日記
 
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2006年5月23日を表示

映画 ダ・ヴィンチ・コード

※深刻なネタバレ(かもしれないような内容)は反転してありますが、未見の方は地雷お踏みにならないようご注意ください※


見てまいりました(・_・)ノ 世界同時公開と言うことでもうご覧になったかたも多かろうと思います。 田舎の平日の郊外型映画館は1週目とはいえ、空いてました(爆

友人二人と一緒に行ったのですが、一人は原作未読、もう一人は読みかけ(しかもごく初めの方だけ)という状態だったので、果たしてこの映画、わかるのかどうか、興味津々だった私です(笑) 結果的には楽しめたようですが、やはり謎は多かったみたいで... これからご覧の方はできるだけ原作読んでから行ったほうが楽しめるんではないかと思います、はい。

原作読んでいない人でも、日頃からキリスト教に造詣の深い方や、聖杯伝説や十字軍関連の話題に興味を持ってあれこれ読んでいる人だったらそのまま映画見てもだいじょうぶかもしれません。 私はもともとその手のことは好きであれこれ読んでいる、かつ原作も読了、という条件でしたので、すかっと楽しく見られました(*^▽^*) 原作を英語で読んでいたのも良かった(笑) おかげで出てくる単語や会話が馴染みがあって聞き取りも楽チンでした。

映像は文句なしだったし、キャストも一部、発表当初は激しくミスキャストだ...と思ったりしてたんですが、そういう頭で見たせいか、思ってたより違和感ありませんでした(笑) 原作のイメージに一番近かった気がしたのはジャン・レノかも。 まぁ、彼に関してはキャスティングの段階でばっちりと思ってたのが確認できたって感じです。 後はやはり私が一番好きなキャラである、サー・ティービングのサー・イアンは素晴らしかった! 原作のイメージだともうちょっとティービングは若いような気がするんですが、映画では潔く老人になってて、でもそれはそれで味があってよかったと思います。 

サイラスのポール・ベタニーも予想通り良かったです。 ただ映画でのサイラスはちょっと描き込み不足だと思う... 私がサイラスひいきだからなのかもしれないけど、ちょっと彼というキャラクターが描ききれてないなーという印象を受けました(特にアリンガローサとのらぶらぶっぷり(違)が描けてないのがいかんともしがたい感じ)。もったいない... とは言うものの、映像化されて一番ドキドキしたのはサイラスでした。 彼の行動全てに目が釘付けでしたよ...(。-_-。)

どうしても原作が長い分、詰め込みすぎになるのは避けられないところですよね。 その割にはよくがんばったと思うんですが... でもこの作品の大事なエッセンスである謎解きに時間を避けないので、そのあたりの醍醐味が綺麗に消えてしまった結果、主人公二人がただの進行役みたいになって個性が薄くなった感じがしました。 

↓ ネタバレ危険ゾーンにつき反転しておきます。

ストーリー構成上で一番びっくりしたのはやはりロスリンチャペル。原作とものすごーく変更入ってましたよね。 メロヴィング王朝うんぬんとかソフィの血統に関する謎解きをここに一気にまとめて出したり、シオン会の人がぞろぞろ出てきたり、ひたすら、「ほぇ~」って感じで見てました(笑) でもダン・ブラウンが直接関わってるだけあって、綺麗にまとめてるなと思いました。

しかし、原作もうかなり忘れちゃってるんですが、ソフィとソニエールって血繋がってなかったの? 本当のおじいさんなんじゃなかったっけ... それに兄弟生きてたんじゃなかったっけ( ゜┓゜)? そのあたり、あれれ?とかいいながら見てた私です。

ラングドンとソフィのラブもなしになってましたねぇ。 原作の方は次回作に向けて盛り上がりそうな終わり方で、ああいうの期待してたのにー(笑) まぁ、トム・ハンクスって時点でそれはなしなのかもしれない(ぇ


↑ネタバレ危険ゾーンここまで

あと、もうひとつ、ちょっと個人的に不満だったのが音楽。 別に悪いとか、映像にあってないとかじゃないんですが、なんか印象薄かった... ハンス・ジマーだし、期待してたんですが(´・ω・`) サントラ買いたいと思えるようなのだったら良かったのに残念...

世間では批評家には散々に酷評されてみたり、でも一般のお客さんには、まぁ、そこそこ好評だったり、いろいろなこの映画ですが、私は十分に楽しみました。 いずれDVDが出る時にはきっといろんなコメンタリーとかも見られるかなーと思うとそれも楽しみです。 とりあえず近々原作読み返したいな。



5月23日(火)23:58 | トラックバック(0) | コメント(7) | 日々のたわごと | 管理


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