英国生活日記
 
帰国後日記はhttp://astor.blog7.fc2.com/で書いてます。ヨロシクです♪
 



「夜のピクニック」

去年、知人から勧められて日本から送ってもらったのに、なんとなく読む気になれず積んであった「夜のピクニック」 恩田陸 著 をようやく読みました。


あの一夜に起きた出来事は、紛れもない奇蹟だった、とあたしは思う。 夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。 三年間わだかまっていた想いを清算すべく、あたしは一つの賭けを胸に秘め、当日を迎えた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。 気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―――ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説
                                Amazon.jpの説明文より


心がほんわりと暖かくなる佳作です。出てくる高校生たちはみな純で良い子たちですね。すごくリアルな感じもする反面、どこか御伽話のような気もする不思議な物語でした。

この話を読見終わった後、きっとみんなすると思うけど、ふと自分の高校時代に思いをはせてました。 自分にはこういう後で思い出して幸せな気分になれるような、当時も楽しみにしていたようなイベントなんかなかったなーと(笑) なんて寂しい青春時代だ。いじめられっ子だった私にはどちらかといえば学校行事は自分がクラスメートから仲間はずれにされてることを再認識するイベントだったのでどちらかというと苦い思い出でいっぱいなのでした。 クラスの外には友達いっぱいいたけど、行事ってクラスでするものだしね~(笑) どちらにしてもこの歩行祭みたいな素敵なイベントはなかったです。作中でも言われてるけど、修学旅行よりこういう行事の方がいいなぁ。絶対思い出になるよね、これ(とはいうものの実際にコレあったら、まず私は一日目の早い時間にバス乗ってます、絶対に...80kmも歩くなんて...)。

ネットで読後感想を拾っていたら、モデルになった「歩行会」のある恩田さんの母校出身の方が何人もレビューをあげてらっしゃいました。その方たちの感想を読んでいて、素直にその行事を経験されたことがうらやましかったです。願わくはこういう行事がずっと続いていきますように。



3月10日(金)23:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日々のたわごと | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)